どうも、こんにちはRetroidです。
今回は医学生の病院見学について書いていきます。
病院見学とは?
就職活動に似ています。
医学生が、将来の就職先を決めるために行います。
病院見学でやることとは?
大抵の病院では、見学者の興味のある科を見せていただくことができます。
外来はどうなっているのか、病院自体の雰囲気はどうなのか、などを見せていただけます。
研修医の生の声を、直接聴くことができるのも病院見学の大きなメリットです。
- 上級医はどうなのか
- 実習環境はどうなのか
- 当直は何回入るのか
- 給料はどうなのか、
など、質問項目は人によって違うとは思いますが、いずれの情報も、ホームページを介して得ることの難しい情報ばかりです。
実習環境はどうなのか、当直は何回入るのか、給料はどうなのか、など、質問項目は人によって違うとは思いますが、いずれの情報も、ホームページを介して得ることの難しい情報ばかりです。
さて、本題です。Retroidは、病院見学は4年生から始めるべきだと思っています。その理由は大きく分けて3つあります。順に見ていきましょう。
① 大学によっては5年生の春休みがなくなる!?
私の通っている大学では、5年生の春休みがなくなります。
つまり、2−3月に病院実習が終了してから、休みを挟まずに、すぐにカリキュラムが始まるってことです。
5年生の春休みは、以前なら病院見学をしていた期間だと思うのですが、それがまるまる潰れるってわけです。
これがどれだけまずいことだか、おそらく少し考えればわかっていただけると思います。
わからない人は②を注意して読んでみましょう。
※ちなみに、あくまでも噂なのですが、こんなカリキュラムにしたのは、「病院見学にうっかり行き忘れた人を、通っている大学の地域で初期研修させて、そのまま残ってもらおう」と考えているからとの意見も。。。特に人数の足りていない地域は、枠の人たちだけでは足りないので、枠の無い人にも残ってもらうために、いろいろ企んでいるとかいないとか。。。信じるかどうかは、アナタ次第です(笑)
② 病院によっては◯回行かないと採用してもらえない、などの回数制度が存在する?
初期研修先を決めるときに、大抵の場合、研修希望先の病院側と面談、面接をします。
面接で重要なことは何でしょうか?
CBTの成績?
OSCEの成績?
小論文の出来?
その他自分の部活でやってきたことの成績?
…たしかに上に挙げたものは、ある程度面接でプラスに働くでしょう。
でも、僕が病院見学をしていて直面したのは、「面接に際し、見学回数を評価する病院が大変多い」という事実です。
さて、病院見学回数が大切な病院が多い、にもかかわらず5年生の春休みが削られる、という事実は何を意味しているのでしょうか?
・・・
・・・
もう言わないでもわかりますよね?
だから、本来4年生の夏休みとか冬休みとか春休みとかに、病院見学に行って、見学回数を稼ぐ必要が有るんです。
もちろん、見学回数を重視しない病院もあります。
ですが、仮に
5年生の夏に気になる病院を見つけた⇒病院見学してみる⇒病院見学3回以上じゃないと面談通らない⇒夏に1回、冬休みに1回、病院見学行く⇒でも春休みはない⇒面接回数が足りずに落っこちる(アンマッチ)⇒残った病院から渋々病院を選び面談
ってケースに遭遇したら、目も当てられないでしょう。
病院側も学生側も、なんかモヤモヤしたものが残ります。
繰り返しますが、こんなことがあるから、病院見学は大切なのです。
僕は他の学部を経験しているからかもしれませんが、医学生の病院見学に対する意識は希薄であると言わざるをえません。
理系学生の就活と同じくらい重要なのに、同じエネルギーを割くことが出来ていない。
この記事を読んだあなた、今すぐ行動することをおすすめします。
③ 交通費の支払いが4年生から始まる病院が多い
では、なぜ1年生、2年生、3年生からではなく、4年生から病院見学を始めるべきなのでしょうか?
それは、病院見学で交通費を支給する学年が4年であるところが多いからです。
最近は5年生始まりのところが多いようですが、②の理由から、4年生を無駄にすべきじゃないことは明らかです。
よほど経済的に余裕のある人以外は、病院より交通費をいただけるなら、いただきたいはずです。
ちゃんと交通費の有無をチェックして計画を組めば、遠方の病院(それこそ飛行機を使わないと行けないような病院)でも、経済的な理由で行けないことは無いはずです。
…
…
①②③の理由より、Retroidは、病院見学は4年生からすべきだと思っています。
最初から病院見学に行くのは怖いって人は、まずはマイナビレジデントやレジナビの主催する、病院合同説明会に参加すると良いでしょう。
ブースの人と仲良くなれば、本来交通費支給をしてくれない病院でも、「やる気のある学生」ということで、支給してくれる場合があります。
実際、Retroidは、説明会の縁で、本来交通費が支給されない病院から交通費を頂いて、病院見学に伺うことができました。
自分の求めるものがかなりの条件で揃っている、とても良い病院でした。
病院見学は、普段ほとんど外部の人間と接することのない(同じ大学の他の学部の人以外とすら接しない)医学生にとって、ハードルが高いのかもしれません。
ですが、4年生から積極的に行動することにより、他の人に比べて、アドバンテージを得ることが可能です。
CBT、OSCE等、4年生は忙しい時期だとは思います。
これらの試験は、将来自分が医者になるために大切ですが、将来を決める上で大切、という点で、病院見学も同じくらい重要だとわかっていただけるでしょうか?
というわけで、今回は以上です。読んでいただいた方々、ありがとうございました。
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