【医学生】病院を見学する際に抑えるべき3つのポイント【実体験】

どうも、Retroidです。

最近書いた病院見学の記事が割と好評みたいなので、連発で書いてみます。

今回は病院見学をする際に抑えるべき3つのポイントについて、私見を述べたいと思います。

あくまでの私見なのですが、一応10病院以上、病院を回っている医学生の意見なので、多少は価値あるのかな?と思います。

実体験を元にした具体例を述べている箇所も有るので、読んで損はしないと思います。

それではどうぞ!

初期研修医の話を聞け!

まずは定番のポイントです。

初期研修医の話は絶対押さえておきましょう。

たまーに初期研修医が消えてしまっている病院がありますが、そういう病院は結構香ばしいので、Retroid的には避けます(汗)

さてさて、新専門医制度が施行されている現在、ほとんどの人が大学病院か大きな市中病院で後期研修をおこないます。

大学病院での初期研修は、場所にはよるけど、さほど人気がありません。

したがって、結構多くの人が、初期研修先とは全く別の場所で後期研修を行うことなります。

これは、「初期研修医は、無理をして、自分の研修している病院を持ち上げるような発言をしなくても良い」ってことを意味します。

後期研修医だったら、初期研修は、悪い言い方をすると、手駒になるので、特に人気の無い病院では、多少嘘をついてもほしいはずです。

もちろん、本音で語ってくれる後期研修医の方は多いとは思いますが、一応用心したほうがよいでしょう。

初期研修医だったら、上記の理由より、嘘をつくメリットが殆ど無いってわけです。

つまり、初期研修医の口から語られることが真実な場合は多いと思われます。

初期研修医だけの先生との飲み会があれば、積極的に病院のことを聞きましょう。

飲み会がなくても、たいてい、初期研修医と昼ごはんは食べることになるので、初期研修医だけの場合に、聞いておきたいこと、例えば

  • 有給の取得はしやすいか
  • 夏休みは規定通り取れるのか
  • 手取りはいくらもらっているのか?
  • 住宅手当でるのか?(毎月かかる費用なので、ここの補助があるかどうかは結構重要です)
  • 当直明けは完全休みなのか、午前中仕事するのか、午後まで残らなければいけないのか
  • 当直の際に、上級医はちゃんと降りてきてくれるのか?(病院によっては、ほとんど初期研修医にやらせて、降りてきてくれないこともあるそうです。。。)
  • この病院では、どんなことを重視して初期研修医を採用しているのか(採用担当の先生、採用に強い発言力を持っている先生とかも、案外把握している人多かったです)

って感じです。

他にもいくらでも思いつくんですけど、メインは上に挙げた通りです。

飲み会を例に出しましたが、ぶっちゃけ初期研修医達と自分だけの時間があったら、そのときに積極的に質問できるように準備しましょう。

スムーズに聞けるように、予めエクセルでシート作って、書き込んでもよいかも良いかもしれないですね。

「なぜうちの病院を見学したの?」は必ず聞かれるから返答を用意すべし!

ぜっっったいに聞かれること、それは「なぜうちの病院を見学したの?」です。

 病床数、救急のランク(二次救急、三次救急とか)、特色あるポイント(ダビンチあるよとか)はおさえておき、上記の質問に対する答えを必ず用意すべきです。

だって必ず聞かれるんですよ

医学部の勉強にたとえてみましょうか。

医学部の定期テストで「ここ必ずでるよ」って言われて、そこ抑えないで試験望む人はほとんどいないはずです。

Retroidの経験談という名前の「過去問」をどうぞ利用してください。

10病院以上いっていますが、9割以上で出ています(笑)

過去10年間で、9回出ている問題を抑えずにテストに臨む方が、医学部に果たしているのでしょうか。。。?

 ...

あと、遠くの地域だったら「なぜこっちの地域にわざわざ見学きたの?」は定番の質問です。

仮に「遠くに旅行に行きたくて」「交通費欲しくて」という本音があっても、本音を言わずにカバーできる何かを用意しましょう。

これは、誤解を恐れずに言えば一種のマナーでしょうね。

Retroidはいくつか用意していますが、みんなに使われそうなので、初期研修医になったら書くかも、、、しれません(笑)

ヒントとして、自分の趣味、部活を利用して返答するのがよいかもしれません。

野球好き⇒◯◯というチームの本拠地が近くにあって、休日に行きたいから

とかですね。もちろん例えばの話ですが。。。

手取りは聞いておけ!

初期研修医に話を聴く機会があれば、手取りは聞いておいたほうが良いです。

レジナビとかマイナビレジデント等の情報サイトには、月額◯◯円って感じに書いてある場合がほとんどだと思います。

年収も出てたりしますよね。

でも、これってまるまるもらえるわけじゃなくて、税金が差っ引かれます

差っ引かれて最終的にもらえる金額が手取りです。

つまり、一番リアルな給料ってわけです。

地域によって、住民税が違うことはご存知でしょうか?

また、収入によっては、所得税も大幅に違ってきます。

一見給与の良さそうなところに見えても、金額的にちょうど所得税が上がってしまう境界線の給与だと、境界を越した場合、余計な税金がかかってしまって損をします。

所得税は累進課税なので。。。あとは自分で調べてください。

これらの計算方法をいちいち考えるのが(少なくとも僕は)面倒なので、手っ取り早く「手取りいくらもらってますか?」と聞きます。

もちろん、いきなり聞いたら「なんだこいつは?」ってなると思うので、1クッション挟んでくださいね。

大サービスで、例を挙げます。

例えば、奨学金借りてるなら「早くお金を返してフリーになりたい」とか、親から借りてるなら「親が元気なうちにお金を返しておきたい」って類いの話を前後にしたら、一気に話がクリーンになるでしょう。

少なくとも「車欲しい」とか「ブランドのバッグほしい」とか言ってから手取りの話するより数倍ましですよね(笑)

いきなり聞くのも、雰囲気によりますが、僕ははばかられますね。

おわりに

今回は、病院見学の際に抑えるべき3つのポイントを解説しました。

ホントはもっと有るんですけど、記事にするとかなりロングになるので、重要そうな3つについて書いてみました。

需要があれば、また追加で書く予定です。

コメントくれたら、答えられる範囲で答えたいと思います。

それではこのへんで失礼します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です