こんにちは、retroidです。
今回は、reportを素早く仕上げるコツについて説明します。
題は、「テンプレは事前準備しよう」です。よろしくお願いします。
テンプレとは?
テンプレとは、レポートの雛形のことです。
医学部を含め、大学では多かれ少なかれレポートが課せられます。
僕は、前の大学でも、今の大学でもたくさんレポートを作っていました。
なぜテンプレを作ると良いのか?
テンプレを作るといいことがたくさんあります。
まず、「 単純に作業効率がアップする 」という効果を得られます。
例えば、レポートを20回書くとしましょう。
レポートを作るたびに、文章作成ソフト(ここでは以降Pagesの使用を想定します)を開き、文章の種類を選択し、新規作成ボタンを押すでしょう。
頭からレポートを書くとしたら、レポートの表紙を書き、各見出し(目的、考察…etc)を書いていくわけです。
人によっては、
見出し(例えば目的とか)を書く
↓
見出しに対応する文章を書く
↓
見出し(例えば方法とか)を書く
↓
…繰り返し
って感じになっている人もいるかもしれません。
これは かなり時間の無駄 です。
レポートのテンプレを作っておけば、テンプレのファイルをコピーするだけで、すでに見出しの出来上がった状態でレポート作成に移れるので、非常に効率的です。
テンプレを作らない場合の作業時間を約5分と仮定します。 テンプレのコピーはものの10秒で終わる ので、もはや時間に含めないとして、
5×20=100分
も書く時間が短縮できます。
さらに、ここにページ設定や「そもそもレポートの見出しに何書くんだっけ?」と毎回調べるといった時間が加えられるとエライことになります(笑)
正確性も上がるよ?
見出しを最初に書いたテンプレートを用意しておけば、急いでいる時に「あ、見出しの○○を書き忘れてしまった、どうしよう(;・∀・)」ということがなくなります。
案外レポートで急いでいる時に、「見出しは全部含まれているか?」なんてことに頭回らないこと多いです。
見出しを書き漏らすことが無くなる 、という意味で正確性が上がります。事前に見出しで何を書いておけば良いのか?
各大学、各科目によって、微妙に求められるものは違いますが、基本的に以下の構成にすれば間違い無いでしょう。
今回はレポートのテンプレということで書いていますが、各見出しで求められているものの簡単な説明も添えておきます。
なお、この記事では、実験レポートのテンプレを作ります。
タイトル
ここには実験の主題や所属、学籍番号、名前、提出年月日などを記述します。
目的
「何を目的にこの実験を行ったか?」を記述します。
手法(実験方法)
自分の行った実験手順を書きます。この際、文章は、 です、ますといった「現在形」ではなく、でした、あったなどの「過去形」で書きましょう 。
結果
実験から得られた事実のみを記載します。 自分の考えはここに書いてはいけません 。考えは「考察」に書きましょう。
考察
実験結果を元に自分の考えを述べます。物によっては、次に実験をする際の改善案も記述します。
なんだかんだ言って、 一番レポートの差になりやすいところ です。
ホントの実験では、そもそもデータの無い事象に対して「実験」を行うため、結果部分もまちまちになるのですが、学生レベルの実験だと、結果もわかりきっているものが多く、結果に差は出にくいでしょう。
もしレポートで良い点を取りたいなら、
・先生に求められた形式で
・見出しなどの必要箇所を残さず記述し
・考察に気合を入れて
書くとよいでしょう。
参考文献
書籍 、 論文 、 Webページ 等、世の中にはたくさんの参考文献が存在します。誰もが参照できるように意識しながら書きましょう。レポートの種類、採点する教員の考え方によって、参考文献の書き方は変わるので、注意して書きましょう。
では、肝心のテンプレをつくります
では、テンプレートを作っていきましょう。
まずPagesを開きます。
「新規書類」をクリックします
大抵は最初に選択されてる縦長の「空白」をクリックします。
「タイトル」等の情報を打ち込みましょう。
僕はタイトルに1ページ使うことが多いので、中央にタイトル、その下にサブタイトル、下に右揃えで学籍番号等を記述していきます。こんな感じ
これでも良いのですが、 右揃えだと文字の頭が不揃いでカッコ悪い ですよね。
そこで、Pagesの ルーラー機能 を使って頭を揃えます。
左上の「表示」ボタンをクリック
「ルーラー」を選択
すると、画面の上辺にルーラー(定規)が表示されました!
※2018年5月5日追記
上の写真だと、学籍番号等が右揃えのままなので、次の操作を行うまえに、これらの上方を「右揃え」から「左揃え」に戻すようにしてください。
この状態で学籍番号等の情報を選択した後、ルーラー中の下三角(▼みたいな記号)を右に引っ張りましょう。
すると、こんなふうになります。
簡単に体裁が整いました!
注意!
もしかしたら、次のページに文字を打とうとした時、書き始めが学籍番号等の情報と同じ、右にずれたところになってしまう人がいるかもしれません。
これを回避するためには、 右にずらしたい情報の一つ下に必ず空行を入れる ようにしてください。こんなふうにお願いします。
次は、先ほど説明した「目的」等の情報を記入していきます。全部打ち終わればこんなふうになるでしょう。
さて、この後一個一個大文字にしていくのもいいのですが、せっかくですし、Pagesの見出し機能を使っていきましょう。
まず、目的〜参考文献までを選択し、 右サイドバーの「テキスト」の部分(今は本文になっています)をクリックしましょう。
「段落スタイル」というメニューが出てきました。試しに「見出し」を選択してみてください。
一気に太字になりましたね?この機能のいいところは、
1.改行すると本文から始まる
2.見出しのデザインを一括で変えられる
ってところです。
1について、例えば今の機能を使わずに見出しを作成したとします。
「目的」の部分で改行します。
さて、どうなるでしょう。
目的の下に打ち込んだ「あいうえお」という文字は、見出しと同じフォントになってしまいました。
元に戻すには、さっきの本文の設定にいちいち戻さなければいけません。これは 大変非効率 ですよね?
見出し設定をしておけば、 改行後は自動的に「本文」 になります。
2について、ある程度レポートを変えた後、見出しのデザインを変えたいとしましょう。
もし見出しを設定していないなら、見出しの部分をいちいち見つけ出して、フォント設定をいじらなければいけません。
でも、 見出し設定をしておけばこんなふうに簡単に変更できます 。
実際にはありえないと思いますが、ここではわかりやすいように緑色のフォントに変更します。
こんなふうなレポートを用意しました。
まず、どこでもいいので見出しを1つ選択します。ここでは「目的」を選択します。
フォントを緑色にして
アップデートをクリックすると・・・?
「目的」以下の見出しの部分にもフォントの設定が適応されていることがわかります!
さて、本題から若干それましたが、テンプレが完成しました。
見出しもちゃんと設定してあります。
この状態でデスクトップなどに「レポートのテンプレ」といった名前(なんでも良いですが)で保存しておきましょう。あとは、レポートを書く必要が出てきたときに 「レポートのテンプレ」をコピーして、使用すればOK です。
いかがだったでしょうか?簡単ですが、かなり効果があるので、もしよかったらやってみてください。
それでは今回はこの辺で失礼しますm(_ _)m
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