独学を成功させるには? その2 まず目標を設定しよう

みなさんこんにちは、retroidです。このホームページもだいぶ閲覧者様が増えてきたようで、サイト管理者として素直に嬉しいです。医学部学士編入系の情報においては、できるだけ役に立つ情報を提供していけるよう努力していきます。

本題

それでは本題に入ります。今回は「独学の際、まず何をするのか?」について書いていきます。これは、医学部学士編入のみならず、大学受験、日々の勉強においても共通することだと考えています。

まず目標を設定する

タイトルどおりですけど、独学では目標設定が非常に大切です。これで9割方決まるといっても過言では無いと思います

その理由は、勉強の努力の方向を決めてくれる人が誰もいないからです。間違った方向に努力しても結果は出ません。

「頑張ったけど結果出ないんだよね−」って人は、勉強自体頑張っていても、その方向が間違っている可能性が大きいです。事実、今まで受け持った家庭教師のお子さんたちの中で「真面目だけど成績が伸びないよ」って人は、大抵努力の方向が間違っていました。

上の図を見てください。図は、努力と目標達成(合格)の関係を、数学のベクトルで表現したものです。目標達成(合格)のための努力量の方向をX軸方向だとして、実際の努力量を赤↑の長さで表現しております。AくんとBくんの能力はだいたい同じとします。

Aくんは矢印が長い、つまりとても努力しています。一方BくんはAくんほど努力していません。

ところが、ベクトルを分解した際、X成分の大きい方はBくんです。合格地点に到達したのはBくんです。

この例え話で言いたいことは2つです。それは

  • いくら頑張っても努力の方向性が間違っていれば伸びない
  • 努力の方向性をしっかりと定めれば、最小限の努力で目標を達成できる

ということです。

結果を出すための努力をベクトルで例えると、方向を決めるのは目標設定矢印の大きさが努力量です。

努力量の伸びやすさは、努力時間のみに依存するわけではありません。その人自身のもともとの能力にも依存します。例えば学校に数学がめちゃくちゃできる人、一人くらいいませんか?全く数学を勉強していないのにテストでは偏差値70−80近くを余裕で叩き出す人が(汗)あの人たちは、数学のテストで高得点を取るという点において、もともとの能力が高いため、少しの努力量で目標達成できてしまうと考えられます。

一方で努力の方向性を決めるのは才覚に依存しません。にもかかわらず必要な努力量に大きく影響します。

だから大切なのです。

目標設定と塾・予備校の役割

「大学や高校に合格する」際の目標設定のプロが塾、予備校だと思っています。彼らは受験に関する膨大なデータを所有しており、これを分析し、生徒を合格させようとしているのです。

よく、「塾・予備校に入れても成績が伸びない」「塾・予備校に入れても親は安心しちゃいけない」なんて話を聞きますが、これには2つの可能性があります。それは

  • 塾・予備校が生徒の努力を正しい方向に導けてない
  • 生徒自身がやる気無し。故に努力量が増えない

です。

何を基準に目標設定するか?

では、塾・予備校に頼れない独学では何を目標として設定すればよいか?について書きます。ここで重要なのは、大きな目標を一つ立てて安心するのではなく、小目標を細かくかつ具体的に設定することです。

医学部学士編入を例に目標の立て方を説明いたします。

「どこからの国立大学医学部に学士編入する」だけだと目標としては大きすぎます。

「KALS模試で偏差値○○以上を取る」というのもちょっと大きいです。客観的かつ具体的な値を目標とするというところは間違っていませんが。KALSの模試は年に数回しかやりませんので、もっと週単位、あるいは日単位で達成できる目標(=小目標)が必要です。以下一例です。

  1. 生命科学系の○○という問題集をまずは点数関係なく○日以内に一周する。
  2. その後、二週目では、全体の○割の問題を答えを見ずに解けるようになる。
  3. 三週目では、全体の○割の問題を答えを見ずに解けるようになる。かつ、各問題の制限時間を○分とする。

一つの問題集を繰り返し、回答率、制限時間といった制約を加えていくことがおすすめです。

最後に、目標設定において注意してほしいことを1つだけ述べます。

それは、知識のインプット、アウトプットのうち、できればアウトプットの方に目標を定めて取り組むことです。

脳にインプットされた情報というのは、自分が思っている以上に曖昧です。インプットを目標にしてしまっている例としては

  • 生命科学系の○○という参考書のまとめ部分を書き写して頭に入れる
  • ○○という参考書を1回読む

などがあげられます。

試験中に「あれ、あの問題読んだことがあるんだけどなんだったっけ?」ってことありませんか?僕も中学高校時代はそういうことが結構ありました。

試験に合格することが目標なので、テスト中に知識を解答用紙に吐き出せなければ意味がありません。

アウトプット可能な知識を頭に入れられているかどうか確かめるためにも、アウトプットに目標を定めることが重要だと思っています。

現在僕の独学がうまくいっているのは、アウトプットに焦点を当てた勉強をしているからと行っても問題ないでしょう。

次回は、目標設定の詳細について、もう少し詳しく述べていきます。文章が長くなってきたので今日はこのへんで失礼します(^.^)/~~~

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