【自己責任】妖怪ウォッチから人生の攻略方法を考えてみた【他力本願】【第11回】

初めに

こんにちは、Retroidです。

この記事は、私が普段仲良くさせて頂いている、とあるお医者さんが書いてくださっています。

標準の医者の歩んでいる人生とは、割と離れていると思いますが(笑)「医者って割と多様な生き方ができるのだなぁ」と思って読んでいただければ幸いです(・∀・)!

もしRさんと連絡とりたいって方がいたら、お問い合わせページよりご連絡ください!

それでは本編へどうぞ!

早速本編!

みなさん、おはこんばんちは!


医師のRです!


久々の知人と会ったら子供ができていてそこそこ大きくなっていたというサプライズを頂いたぜ


で、タイトルに関してなんだが、そのままの意味だ


あいにくRはテレビを見ない人間なのだが


それでも一部の層に対して妖怪ウォッチが流行っている(流行っていた?)


ということは知っている


例のお子さんも好きらしいのでどういうものか概要を聞いてみた


Rは妖怪ウォッチを下記のように理解した


【世の中の困った問題や不思議な現象は全て「妖怪のしわざ」である。それに関連して物語がすすんでいく】


世の中の困った問題や不思議な現象は全て「妖怪のしわざ」である。


何を言いたいかというと


この記事の読者は


世の中全体がどういうふうになるかということは自分ひとりでは左右できないということを理解している前提で


自分が置かれている状況は世の中という市場の中ではほぼ100%妥当だ



という事に気づいていると思う


つまり、「妖怪のせい」ではなく、「自分のせい」、でほぼ全て説明がつくのだ


そうなんだが、それを認めてしまうと潰れてしまう人が多いのかもしれない


現代社会はすべての人に平等にチャンスが与えられているとされている

言い換えれば、【すべての人が幸せになる権利を得ている】ということだ


そうであれば、、、、


この世界で生きていて幸せではない人はどうなるのだろうか?

もちろん、自分のせい以外の何物でもないのだが


人間の心はそんなに強くない。というか、それを認められる人間は瞬間に修正して幸せな方向に動くだろう


そうなってくると、どうしても他人のせいにしたがる


アメリカ合衆国でトランプ大統領を支持している人たちも恐らくそうだろう


【〜〜が俺たちにひどいことをしてくる】

【俺たちは守られるべきだ】

【〜〜をどうにかしよう】


と、他罰的な行動をとってくる


卑近な例では、こんな事もあった




友人の妹の医学生に
受験前に進路相談をされた事がある

曰く
【女医はモテないと頻繁に聞く】
【医者になりたいけれど、女性としても幸せになりたい】


Rは
【医学部は男子校みたいな状態だ】
【女子大学生ほどモテる肩書はない】
【大体の男子医学生はいい旦那になる人だから、普通にしていたら彼氏できるはず。いい人だと思ったら早めに捕まえればいいでしょう】
【安心して勉強に励みなさい】
という趣旨回答をした(割と俺人格者じゃね?って思うくらいいいこと言ったんだぜ?)


日本には女性しか入学できない医科大学があることも、全国的に女子医学生比率が増えていることももちろん知っているが、それでもRの発言はそこまで的外れではないと思う



果たして医学生になった数年後、Rは理不尽にも詰められた


【医学部に入ってしばらくしたのに全然モテない。これはRさんのせいなんだよ!】





ちなみに、このエピソードを話すとRの知り合いは全員愕然とする


ある人は国税庁査察部(マルサ)と特捜部に調査を受けたときよりも理不尽だなどと抜かしていたwwwww

そりゃ国税が来るのはあんたが悪いことしたからだぜwwww

まぁそれはさておき



当事者は本当にそう思っているんだろうが


何も知らない人にこの話をきかせたら


みんなこう言うだろう


【そりゃ女子医学生が悪いよ、そういう発想しているから彼氏できないんじゃない?】




実際のRの行動としては、友達との関係が大事なので、適当に妹さんの恋愛相談乗ったふりをしてお茶を濁した



ここでの正解は
・自分のせいだと気づく
・それで一念発起する
・どうしたらいいかわからないなら、Rを批判するのではなく、アドバイスを求める質問をする
ことだ



さて、ここで話を戻そう


医学部に入れるくらいだからある一定以上の言語性IQがあって、実際にその能力を使ったことがあり
行動を起こさせれば並大抵の人よりいい結果を出せるであろう人物が
なぜこのようなドツボにはまったのであろうか?

ということを検証したい

これは認知的不協和という事で説明がつく

【女子医学生はモテる】という(恐らく一般的と言っていい)事実

【女子医大生である自分がモテない】

という2つを見たときに

自分が悪いと認めないと下記の様な思考を必ず順番通りにする

【今私はモテないけれど、このままでも確実にモテるはずだ】と非合理的なことを考える

それでもモテない場合

【どこかに女子医大生である私がモテる環境があるはずだ】と理想を求め始める

それでもモテない場合

【私がモテないのはどう考えてもお前が悪い】と他罰的な態度を取る(どこかの漫画のタイトルみたいになったのは偶然だ)

今回の場合、女子医大生がモテるという本人にとって嘘の情報をもたらしたRが攻撃対象になったというわけだ


妖怪ウォッチでも、ドラえもんでもいいけれど

他人のせいにしたり、他人が解決してくれたりと言うのはフィクションの世界の話であって

たまにそういうものを鑑賞して心をすっきりさせるのはいいけれど

それを現実に適用しようとするのはだめだと思うよ

これを読んでいる人は医者や医学生が多くて、なんだかんだ言って与えられていることになれすぎているのかもしれないけれどさ

あなたたち、一応人より能力が有って、長い学生生活を満了できるくらいには親や社会から保護されて、適切に育てられたんだからさ

此処から先は自分の力で切り開いていこうよ


とりあえず、Rは例の女子医大生に対してその後口をきかなくなった

いまは彼氏がいるらしいが、、、その彼氏可愛そうだななどと見たことがない他人を心配してしまうよ

他罰的な態度を改めたら、また口を聞いてやってもいいけれどね

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