医学部編入体験シリーズ7〜面接対策〜

皆さんこんにちは、retroidです。今回は医学部学士編入試験の「面接」について書いてみようと思います。retroidも面接受けたので、そのときの体験も踏まえながら書いていこうと思います。

面接の対策方法

僕は、書店などで売っている医学部用の面接対策本を読んで対策しました。医療系の知識に関して聞かれる部分については一般生も編入生も変わらないので、こういうたぐいの本で対策しておけば十分だと思います。

編入生の面接と一般生の面接で大きく違うところがあるとすれば、それは「一度大学を卒業し、(大半は)社会人を経験してまで医学部に入りたい理由はなんですか?」ってことです。

一般入試のような志望理由(親が医者だから、とか自分が病弱だったときに医者が救ってくれた、とかいうありきたりなもの)だと動機として弱いため、面接官によっては突っ込まれかねません。特に圧迫面接気味のところは要注意です。周到に自己分析を行う必要があります。

志望動機の考え方(retroidの場合)

僕は志望動機を考える時、常にその内容について批判しながら考えて書き出してました。例えばこうです。

  • 大学在学中の医学系の授業が面白く、その時のつながりで医学系の研究室に度々通っているうちに、医者として医学に携わりたくなった→医学研究ならわざわざ医学部に入り直さなくてもできるのでは?
  • 医学研究ではなく、臨床医として医学に携わってみたいんです。→その理由は?研究室に通っているだけでそう思ったの?動機として弱くない?
  • 研究に加え、前の大学で接客系のアルバイトなどを多数経験してきました。その中で人と関わる仕事に携わりたいなと思っていました。同時に先程述べた理由からもわかるように、医学にも興味を持ち始めました。これら両方に当てはまるのが臨床医だと思うのです。→研究でも人と関わるよ?
  • たしかに、研究もたくさんの人とは関わるとは思いますが、その関わりはあくまでも同じ研究室にいる仲間や同じ研究をしている他の大学の人、同じ研究プロジェクトに携わる人に限られます。人と関わると言っても、一部の限定されたコミュニティの中で関わりたいというわけではありません。どちらかというと接客業に近いような方向から医療に携わってみたいのです。→医学をやるならべつに医者じゃなくてもいいんじゃない?例えば看護師とかでも君の言う「人と関わる」ということが達成できるのでは?
  • 確かに看護師も人と関わるという観点では僕の希望を達成できると思います。しかし、看護師に求められる医学と医者に求められる医学は別物だと僕は考えます。誤解を恐れずに言うならば、看護は患者のケアするための医学が求められているのに対し、医者は患者の病状を正確に把握し、診断し、治療するための医学が求められていると思います。僕が興味を持ったのは後者の方なので、臨床医になって仕事をしたいと思っています。

↑もちろんつっこみ用はいくらでもある回答だとは思うのですが(笑)ただ、これを繰り返すことは非常によい練習となりました。

この練習、最初は嫌なもんです。だれだって自分のことはかわいいですから。本気で医学部目指したくて自分で志望理由書いて、その思いも知っている自分が批判するわけですから気が進まなくて当然です。

ただ医学部学士編入に合格するためです、そこは心を鬼にして頑張りましょう

一度文章に起こしてみると、頭の中で考えていた時には気が付かなかったような志望動機の粗、ツッコミどころが見えてくるはずです。その粗を狙って意地悪な質問を考えて→の先に書いてみましょう。

→の先に書いてある質問(今回は1つずつ書きましたが、複数個でももちろんOK)に答えられなかったら、その志望理由は改善しなければならないということです。もし→の先の意地悪な質問に答えられたら、その回答に続けてまた意地悪な質問を考えてゆけば良いのです。

 これを繰り返す事によって、志望動機が洗練され、粗、ツッコミどころが少なくなるし、志望動機に対する意地悪な質問に対して答えられるようになる わけです。

志望動機を作る上でretroidが思ったこと

これは個人的な考えなのですが、「志望理由は何も本当の事を言う必要は無い」と思います。もちろん全くの嘘はすぐバレるのでおすすめはしませんが、少しでも思っていることならば、それをちょいと誇張して表現してもOKだと僕は思っています。例えば、地域医療にも興味がないわけではない、けれど今のところは都会で医者をやりたいという思いが強いな、と思ってても、もし地域医療に携わる医者がほしいと思っている学校ならば、地域医療押しの志望動機を考えるべきだと思います。

もちろんですが、面接の時の声が録音されていて、編入後に「あれ、君地域医療やるっていってたよね?」なんてことはありませんから(笑)人の進みたい進路は、医学部4−5年間の中で変わってもおかしくないので、そのへんは心配しなくて良いです。

ただ、自分の気持にぜったいに嘘付きたくない、建前を言いたくない、って人は面接キツイかもしれませんね(汗)

おわりに

以上、ちょいまとまりが無かったですが医学部学士編入の面接対策について書いてみました。上で紹介した方法だけでは十分ではないかもしれませんが、合格者がどうやって面接対策をしたのか、という一例として役にたてば幸いです。それでは今日はこのへんで失礼しますm(_ _)m

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です