こんにちはRetroidです。
医学部に入ったら口酸っぱくいわれるのが「母集団に属しておけば大丈夫」という言葉です。
医学生ブロガーの端くれとして、ここらへんについてちょっと考察してみたいと思います。
誰に向けての記事か?
医学生でこのブログに興味を持ってくれている人とか、医学部ってどういうところだろう?と気になった人。
記事というよりつぶやきに近いかも?
母集団にも種類がある
一口に母集団と言っても、様々な母集団が存在します。
シチュエーションにもよりますが、まずは学内のテストにおける「母集団」です。
要するに、みんなが勉強するくらい勉強して、テストの点数を母集団の取るそれをあわせるってことです。
母集団に属しておけば、テストで大勢落ちることがあっても、自分は助かる見込みが高くなるから母集団に属しておけ、という意味です。
母集団をまるごと落とすことは考えられないからだと思います。
そもそも、母集団まで落とすようなテストは、テストとして失格(授業でテストに出るような重要なところさえまともに教えられていないということ)で、大体の先生がそこら辺を分かっています。
まー、ごく一部、そういうのがまかり通っている授業も無くはないですが、基本的には無いと言っていいでしょう(笑)
大抵基礎系の先生に例外は多いと思います…
「俺はそんなことしてないのに!」って基礎の先生、すみませんm(_ _)m(笑)
ちなみに、1つの科目を勉強しすぎることも危険です。
医学部ではテストの数が膨大なので、1つの科目だけに集中して勉強すると、他の科目に手が回らなくなります。
こういう人は、頑張った科目は当然受かりますが、他の科目で落として留年ってことも実際あります。
もう一つは、日常生活の振る舞いにおける「母集団」です。
厳しい先生の授業なのに寝ていたり、目立つようなところで自習していたりって人は、煙たがられます。
先生の中には、そういう学生を見つけると、機嫌が悪くなり、テストが難しくなるってことが実際あります(ホントはあってはいけないはずなんですけどね?)。
いわゆる連帯責任ってやつです。
ただでさえテストに厳しい医学部において、このような行為は、同級生の首まで絞めていることになりますから、嫌われてもしょうがないですよね。
で、嫌われてしまうと、みんなが入ってくる情報が入ってこなくなったりとかして、テストに落ちやすくなっちゃうってこともあります。
このように、医学部では母集団ってとても大切なんですよ。
でも、属しているだけじゃダメなんです
さきほど、勉強の話をした時、反感をもった人もいるでしょう。
「別に勉強頑張ることは悪くないじゃないか、母集団反対!!」って人です。
ちょっと言い方に語弊があったかもしれないので訂正しますね。
空気を読むなどの振る舞いは別の話として、勉強に関しては闇雲に母集団に属するのは良くないと思います。
この母集団に求められるのは、何も「他の人とある程度同じ行動をする」ではないのです。
求められているのは、勉強で一定の水準以上の成績(わかりやすい例だと、テストで60点以上、全科目で達成すること)でしょう。
では、なぜ医学部では、勉強でも「母集団に属しておけ」と言われるのでしょうか?
それは「①母集団に属する→②周りが勉強を始めると自分も勉強を始める→③大体の医学生が高校のときと同じ勉強法で同じ勉強量をこなす→④点数が似たり寄ったりになる→⑤テストに落ちない」って構図があるからだと思います。
でも、結局⑤が得られれば、問題無いですよね?
時に母集団から外れることを恐れることなかれ
人間、遺伝子、細胞、組織レベルでほとんど同じなのですが、どういうわけか個人差というものが存在します。
母集団に属する、ということは、大多数の人間と同じような行動をとる、ということで
これらの行動には、個人差は考慮されておらず、人によっては辛い思いをするわけです。
今のところ、Retroidのようにパソコンで勉強する人は小数だと思います。
パソコンで勉強するということは、一種の「母集団から外れる」行為です。
でも、うまくいっているという事実から考えると、母集団のこなしている勉強の分量を最低限抑えれば、勉強の方法は母集団と外れたものであってもよい、ということです。
母集団に属することに固執するあまり、自分に合ってない勉強法とかに固執してしまうのは、もったいない行為ですよね。
時に母集団の行う行為は、効率とはかけ離れいる可能性があるわけです。
で、自分の貴重な時間を失うって構図です。
せっかく1度きりの人生なのだから、勉強等の義務的な部分を最大限効率化して、残りの時間でたっぷり遊ぶ、そんな学生生活を目指してみませんか?
昔の医学部に比べ、現在の医学部の勉強量は格段に増えています。
講師の先生にも憐れまれるレベルです。
そんななかで、何の工夫もなしに、高校の時の勉強方法のままでやっていくのは、厳しい人が多いでしょう。
僕はパソコンで勉強するようになって、見違えるくらいに勉強の効率が上がりました。
母集団に属することは大切ですが、最低限を抑えた上ではむしろ外れるべきときもある、そんな結論に編入後2年目にして至っております。
同期にこのことを言うと、結構納得してくれる人が多いです。
そして、大半はパソコン(僕と同じMacbook airが多い)を買います。
今思い出せるだけでも、4人はいますね。。。(笑)
iPadの話を含めると、+3人です。
一時期「RetroidはもしかしたらAppleのセールスマンなんじゃないか?」という噂が冗談で立ちました(笑)
もしかしたらAppleの店員になったほうが、よい人生が歩めたかも。。。いえ、冗談です。
医者として人生歩みます。
まあ、そんなこんなで、案外パソコンの有用性って医学部の学生に知られていなくて、「ホームページ作って発信すれば面白いんじゃないか?」って思ったのも、情報処理系の記事を書き始めたきっかけです。
今後も自分が有用だと思った知識をバンバン発信していこうと思いますので、よかったら読んでいってください。
それでは今日はこのへんで失礼します。